各種工法

ウッドスロープ工法

縦枠(吹付法枠・現場打コンクリート枠)で法面の安定を計り、間伐材等の木材を植物の基礎工として、縦枠の間に架設し枠内植生工を行う法面保護技術工法です。

施工例
施工完成時 6カ月経過 1年2カ月経過
熊本県:中央砥用線ふるさと林道緊急整備事業第3号工事

 

キャンティー工法

山を切土しない谷を盛土しないことから、動植物の生息形態を変化させない、環境保護に最適な道路拡幅工法です。道路以外でも、桟橋・歩道拡幅・山岳道路・周遊道路など様々な用途に利用できます。

 

斜面樹林化工法

自然の山野に自生する樹木の種子を用いて法面・斜面の緑化を行う技術です。 法面・斜面に樹木を導入すると、牧草や芝草を導入するものに比べて周辺景観との調和が図れ、根系が深く侵入することにより崩れ難い法面となります。また、生態系の早期回復に有効で、しかも年々自然の樹林に近づいていきます。

施工例
 
施工前 施工4年6ヶ月後  

 

屋上緑化工法(ミラクソル)

ミラクルソルを用いた屋上緑化工法は、粗粒状のミラクルソルおよび板状のミラクルアワボードを使用することにより、軽量で薄層かつ保水機能を持った新しい屋上緑化のシステムである。この「軽量・薄層屋上緑化工法」は芝などの水分を必要とする植物を対象に開発したが、セダム類の乾燥に強い植物も植栽できる。その場合は保水層としているミラクルソルをより薄層とすることができる。屋上緑化の荷重制限は、1㎡当たり80kgが標準となっているが、ミラクルソル屋上緑化工法は排水・保水層と植生マット層で厚さ55mm~72mmであり、1㎡当たり26.0~28.8kgになり、30㎏以内まで軽量化する事ができた。建築物への負荷を大幅に低減し、水分や養分などを保水・保肥することができ、屋上緑化や屋上庭園としての利用価値が大きく評価されることになる。屋上緑化と屋上庭園を併用する場合には低・中木の樹木を植樹するために、従来は保水を考慮して約1000mmの植樹層を設けていたが、ミラクルソルを用いた場合は保水効果に優れているため植樹層が300~500mmと従来の半分以下の厚さで屋上に植樹し緑化する事ができ、軽量で保水性に富む緑化工法である。なお、培養土中にφ1~25mmの小粒径状のミラクルボールを10%程度混合する事で、より保水効果を高めることができる。ミラクルソルを用いた屋上緑化工法に使用するミラクルソルおよびミラクルアワボードは、ガラス廃材・容器包装である空きビンを100%再資源化したもので、環境の保護・保全および創出につながる工法である。

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